2025/04/21 23:16
自然と共に、健やかに。ワインに向き合う、私たちの哲学
自然派とは、単なる方法論ではなく、私たちの姿勢そのものです。モンソムが考える自然派は、「自然そのまま」の美しさを追求するだけでなく、必要に応じて手を加え、持続可能な方法でワインを生み出すことに重きを置いています。
私たちが重視するのは、自然との共生と、ワインの“美味しさ”を守るために誠実な選択を繰り返すこと。 それが、モンソムが考える自然派の本質です。
自然派=「何もしない」ではない
自然派と聞くと、「農薬を一切使わない」「自然に任せる」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、モンソムが考える自然派は、ただ単に「何もしない」ことではありません。
自然の力を尊重しながらも、ブドウの健康と畑の健全性を守るために、必要な時には適切な手をかけることこそが、私たちの自然派哲学です。
「自然派=無干渉」ではなく、「自然を理解し、最良の選択をする」ことが本当の自然派であると考えています。
健康なブドウこそ、健全なワインを生む
モンソムが目指すのは、「健全なワイン」。それは、飲んだ人が心地よく余韻を感じることのできるワインです。
そのためには、まず何よりも「健康なブドウ」を育てることが重要です。ブドウはとても繊細な果物。天候や土壌の状態、病害などに大きな影響を受けます。
私たちが実践する自然派栽培でも、常に「健やかなブドウの状態を保つ工夫」が求められます。
そのため、必要最小限の農薬や手を加えることもあります。それは美味しさを守るための判断であり、プロとしての責任です。
自然のままが“最良”とは限らない
「自然のまま」が最良だと考える人も多いかもしれませんが、自然そのものには限界があります。モンソムでは、「人の手を加えること」を否定していません。
むしろ、人間の知恵と自然の力が共鳴し合うときにこそ、最も美しいワインが生まれると信じています。
私たちは、生産者と共に、ブドウの声に耳を傾けながら、どのタイミングでどのように手をかけるかを慎重に考えています。それこそが、ワインにとっての“最良”であり、品質の向上に繋がるのです。
自然派は“生きた選択”
自然派は、固定された型ではなく、生きた選択だとモンソムは考えています。
土壌や気候、年ごとの気象、そしてブドウの状態に応じて、最善の方法を選び続けること。それは「この土地でしか生まれない、美味しいワインを届けたい」という想いにつながっています。
選び抜かれたワインたちは、どれもブドウ本来の個性をしっかりと表現し、奥行きのある味わいを持っています。
自然との共生と、美味しさを育てること。そのバランスを大切にしながら、モンソムが考える自然派の本質を形にしています。